女装って知ってる?
トランスヴェスタイトという言葉がある。これは異性を装った服装をすること。女装・男装の事を意味する言葉である。同じ言葉でも、それをなす者の中で意味が違う場合がある。それが女装でたとえるなら異性の服装を身にまとうことで性的興奮を求めている場合にもこの言葉を用いる。ニューハーフの場合、性的興奮を求めるものとしての外観ではないということになる。
ニューハーフと同じ意味として海外ではこれを「シーメール」と呼ばれているのだが、このほとんどには女性としての魅力と同時に男性器を備え持つとしてこれらをさしているのだ。シーメールは性的快感を得ると同時にその違和感を加えさらなる興奮を求められる存在とされている。日本でのニューハーフの認知としては、後には男性器を摘出することが予想された者が主流となているが、実際にはその全てが同じ意味をもっているとは限らない。
まさに性の範囲があきらかに広いことがわかるのである。
性転換の歴史
性転換の歴史は古くからあるものだった。これはとある研究家が調べたことであるが、古代の性転換は存在したのだ。3世紀のローマ皇帝は常に女装をしており男性の愛人がいたことが分かっている。そして自分のことを女帝と呼ばせていたのだ。ただ彼場実際に性転換手術を受けていたのかどうかはわかっていない。近代において最初の性転換手術となっているのはドイツ人の画家。かれは常日頃から女装していたが、妻もいたという。
そして卵巣の移植手術を行い法的に女性として認められた。そのため国から妻との離婚命令を出されたという形跡が残っている。日本で初めての性転換手術は1918年とされている。陰茎を短く切ってそのまま陰核としたというらしい。それまでに、性別のことで悩んでいた人たちが一気に性転換手術をおこなうことになった火付け役、それはアメリカの軍曹として朝鮮戦争にも参加していたのだという。しかし、除隊の後性転換手術をうけたというのだが、この担当医師は「手術をしていなければ彼は自殺していただろう」と語ったことをきっかけにこれをメディアを通じて知った同じ悩みをもつ人々は次々と性転換手術をしていったのだそう。
ブルーボーイ事件
ブルーボーイというのは性転換手術を終えた元男性のダンサーのことを言う。この事件の詳細は、なだいなだの「くぁるてっと」に詳しい。この時期、警察は性転換して女性になった街娼の対策に手を焼いていた。彼女らはほぼ全て戸籍を変更していないため法的には男性である。
そのため、売春防止法で取り締まることができなかったのである。そこで、優生保護法の「この法律で認めた以外に、性的に不能にする手術はおこなってはならない」という乱用防止規定を無理矢理、性転換手術に対して適用して男性の街娼そのものの発生を止めようとした。結果、性転換手術が合法であることとしながらもこの医師が患者の治療を行うにもかかわらず、カルテに記録を残していなかったとして闇の手術として有罪判決がくだされたのだった。これをきっかけに、全国の医師が性転換手術を施すことへ消極的になってしまうことになり、希望者がなかなか性転換手術を受けられなくなったという現象が起きたのだ。